癒される音色

三味線の音色を聞くと祖母を思い出します。

私の祖母は三味線のお師匠さんでした。

私の実家のはなれに小さなお稽古部屋があり、そこにお弟子さんと言われる方々が祖母に三味線を習いに来ていました。

週に何度か来ていて、御稽古をしている間は三味線の何とも言えない粋な音色が御庭まで響いていたものでした。

三味線というものが独特な音色で粋なものだという事を知ったのは私が小学生の頃でした。

友達が家に遊びに来た時、友達が私に三味線の音色がとてもきれいだと言って三味線の御稽古を見せて欲しいと言った事がありました。

私にとっては生まれた時から三味線の音色に親しんできた為に、日常の音色のように思っていたので、友達が三味線の音色が綺麗だと言ってくれた事に驚いたものでした。

三味線専門店

小学生の頃から少しずつ祖母に三味線を習い、三味線で曲を一曲弾けるようになった時、本当にうれしかったのを思い出します。

そして、祖母が本当に嬉しそうな顔で私が三味線をひくのを見て手拍子をしてくれた事を今でも思い出します。

祖母は三味線の音色の事を心の奥まで響く音だとよく私に話してくれました。

祖母は85歳ですが、今もまだ現役で三味線をひいています。

昔のようにはひかなくなったのですが、ときどき実家に帰ると祖母が御稽古部屋で三味線をひいている音が聞こえてきます。

私にとって三味線は小さい頃の思い出を思い出させてくれる音色で、三味線の音色の心の奥まで響く音という祖母の言っていた事がわかるようになりました。

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