雛人形を飾らない傾向について

私が子供の頃は、女の子の子供がいる家庭ならほとんどと言っていいほどどの家も雛人形を飾っていました。

それも五段や七段の大きな本格的なもので、母親が半日がかりで出してくれのを覚えています。

今、このような人形専門店で販売されている雛人形を飾っている家は少ないのではないでしょうか。

洋風になった生活スタイルの変化、マンション住まいの人が増えたという住宅の事情、それから金銭的な問題もあると思います。

最近では内裏雛のみの卓上雛人形など場所をとらず価格も安いものが多く出ています。

面倒でなくなったのはいいことですが、雛人形を飾る習慣が少なくなっていくのは寂しいと感じます。

母親が自分のために人形一体一体を箱から丁寧に出し、並べてくれているのを見て、愛情を感じましたし、人形の名前を覚えたり、雛祭りの歌を歌ったり、雛段に飾られた雛あられを食べて母親に叱られたり、そういったことも今となっては雛人形がくれる素敵な思い出となっているので。

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